2009/01/23

$100 per week








































1980年代末期から数年間、当時東京/恵比寿に有った温故知新と言う古家具と古着の店で働いていました(現在は中目黒)。その時、古着の買い付けで度々ニューヨークへ連れて行ってもらっていました。初渡米がちょうど今頃のニューヨーク、当時アメリカ=青い空のカリフォルニアと言うイメージしかなかった私には、グレイの空、まるでゴッサムシティのようなニューヨークでの滞在は過酷でした。常宿は51st street, 8thと9th avenueの間に有った
ワシントン・ジェファーソンと言うホテル。名前はかっこいいですが、それはもう古くて臭くて汚い、共同バスルームが各フロアに2つ位、スプリングのへたったベッドは寝ていると痒くなる(→ダニ)。TVもねえ、ラジオもねえ、その部屋で一人、手書きのカレンダーに毎日×印を書き込み、後何日で帰国出来る....と言う感じの日々を3週間以上過ごしていました。
二回目以降は夏に行っていましたし、地理にも慣れて、楽しかった思い出しかありません。あ、ブルックリンのMarcy Ave.の駅でローカルの小僧にカツアゲされそうになったり、その駅のホームのゲートを飛び越えて私服警官に捕まったり、ホテルの近くで「この辺は物騒で心配だからスーパーまで付き合ってくれ」と言う自称「デンティストでロンドンから来た」臭くて汚いジャマイカ人にカツアゲされそうになったり、英語がほとんど喋れなかったのに、ホテルの屋上でフロリダ出身のライターをしているオッサンとエロトークは会話が成立したり...と言う面白い思い出もあります。

そんなWashigton Jefferson hotel、ちょっと懐かしくなり、検索したところなんと、1週間滞在で$100だったこのホテルは、一晩$100以上の奇麗なホテルに様変わりしていました。20数年と言う月日が経っているので当然と言えば当然ですが。更に気になって、いつも晩飯を食べていた(もしくは出前してもらっていた)51thと9th ave.の角に有った中華料理屋(いつもタクシーのドライバーも多かった)は....GO SUSHIと言う寿司屋になっている模様。

google street viewを見てたら何だか行きたくなりました...NYC

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