2015/03/05

Schwinn部:Seat recover編 その1

'75フェアレディが全く進んでいない理由はシート。先月入手したシルバーを使用するか否か迷っています。現在アメリカから取り寄せ中のブルーグリッターのビニールの入荷待ちで,届き次第ブルーでシートをもう1つ作り,どちらか似合う方を使いたいと思っています。たぶんブルーになると思いますが...。
'75フェアレディ用にブルーのビニールで張り替えるドナーは写真の物では有りませんが、全く同じ構造なので,この80年フェアレディシートをバラしてみましょう。
*全てアメリカのシート職人Peteからのアドバイス+自己流です。もっと適切なツールや行程が有るかもしれません。
 まずはシシーバーとシートを固定しているグロメットを壊して外します。

 はい取れました
 次に裏面の前後にあるツメをマイナスドライバー等で起します。通常このツメの所にPERMACO for one rider only - not for twoと言う丸いステッカーが貼って有ります。(90年代復刻パーツには紙製の白いPERMACOステッカー)
 前のツメを起している所です。
前後のツメを起したらシートを上下に分解。黒いシートパンのハマりがタイトで外れにくい場合があります
 はい、ぽん!シュウィンスティングレイのバナナシートは上下二枚のシートパンで構成されています。
ビニールを剥がします。スポンジが出て来ました。このシミはシートパンからのサビの染出しやカビ等による物です。ちなみにこの写真のスポンジは綺麗な部類です
黒いシートパンに挟まれていた部分にサビが多く発生している事が多いです。
 スポンジを剥がして行きます。カッターや剃刀等、有る物でやっちゃって下さい。
 上側の厚いスポンジをめくると、座面の薄いスポンジが出て来ます
綺麗ですね。でも剥がしますよ
 シートパン前後にはビニールが切れないようラバートリムが付いています。これは勿論再利用します
途中端折って,はい,こんな感じに綺麗になりました。錆び除去液に漬け込んで出来る限りサビを落とします。黒いシートパンの塗装は,塗膜下で発生していたサビと共に落ちてしまいましたので,後で再塗装します。
サンドブラスト等が使用出来る、施行してもらえる環境で有ればお薦めしますが,無いなら無いなりで大丈夫です。残ったサビをワイヤーブラシやサンドペーパー等,簡単に安価で入手出来る物でやって全く問題有りません。残ったサビは錆び止め剤塗布で対処します。
つづく...

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