2010/06/09

The Irish Rich Column: GK#15

*グリーシーカルチャー#15の5〜6ページに掲載されたアイリッシュ・リッチ(*1)のコラムを和訳してみました。私の英語力+翻訳ソフトではこれが限界です。所々自己流に翻訳していますので、完璧とは行かないまでも、遠からず...な内容になっているとは思います。(誤訳が有ればご一報頂ければ幸いです)
度々アメリカのバイカー掲示板でも話題になったコピー、パクリ、模倣品、フェイク(呼び名は色々ですが)...に関しての内容で、たぶんアレやアレやアレをアソコとアイツとあの会社がパクってると、事情通や掲示板メンバーなら察しが付くコラムですが、日本では殆ど語られる事がないので訳してみました。

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Irish Rich: standing up to the pirates
このコラムによって、数人の人々が苛立って身悶えし、怒ってしまうかもしれません。 なぜならそれが"あなた達の事"であると"あなた達"自身が知っているからです。あなた達は、他の人々のアイデアを盗み、模倣した商品から利益を得る人達です。

カスタムバイク業界で他人のアイデアを盗んだり、それらから利益を上げる事は今に始まった事ではありません。(過去の主要な犠牲者の例はディック・アレン(*2))しかし、それは(道徳的に)悪い事でした。そしてそれは現在も同じです。

昔は だれかが別の人の製品のアイデアを盗んで模倣し、製造していたら、
通常は”オリジナル”を作った人間がその模倣品を作る店に行き、そいつのケツを蹴り上げ、指をへし折り、それらの製品を「押収」しました。模倣品を作った詐欺師はあえて当局に行かない(被害届を出さない)でしょう。

残念ながら、今日の世界では、その「直接的な」アプローチがもう可能ではありません。 その行動は、犯罪者よりも、”アイデアを盗まれた人”に多くの問題をもたらすでしょう。今日、 人々は、もう「本物」のバイカーが残っていないという事実を悲しみます。そして、私たちは皆、バイカーがバイカーであった時に戻る必要が有ります。そう…全ての誰もが。

彼らは、「ブラザーフッド」や敬意、および名誉に関して話していた、次の瞬間には何も考えず他の誰かの商品を模倣したり、または海賊/模倣品を購入する 。そして戻りたいときだけまた「ブラザー」に戻る二枚舌です。
これは、普段 "私達はアメリカ国内産業をサポートするべきである”と言う奴らも同じで、何も考えず大きいメーカーから偽物を買います。 そして、「ヤツのパーツ(オリジナル)は高すぎるから、俺はそんなに払えないけど、バイクには部品は必要だった」と自己の行動の矛盾を正当化していると推理します。

それは、人々からぼったくっている大きいメーカーだけの話ではありません。 他のもっと小規模のクラフトマン達からぼったくっている、もっともっと小規模の泥棒が絶えずいます。これは最も悲しい事です。

どこかの誰かや、どこかの会社がインターネットやバイカー掲示板で、人のアイデアを自分の物のように語り、パーツ購入を催促しない日は、一日として有りません。

あなたが、彼らの行動に文句を言った時(あなたはそうするべきです)、彼らの回答は(もしあなたが回答を受け取ったなら)「違うよ、他の奴の部品なんて見た事ないし、俺が自分でこれを思いついて、ただ自分自身と数人の友人の為に作っているだけだ....」でしょう。

嘘付け! 私をどれだけ馬鹿だと思っているのですか? あなたはインターネット上で数百万人の前で模倣品で商売している。
同じく悲しいのは、倫理的に破綻した馬鹿者達が同じ掲示板のスレッドにヤツを弁護しに来て、ヤツのパーツがどれだけクールであるかを彼に言ったり、またはそれらのパーツを買うことができるかどうか尋ねる事によって彼を励まし/助長します。

全く理解できません。 私は、現代ではキーボードを叩けば映画から音楽までのすべてを盗むことが出来て、全てが正当化されると推測します。

私が対応する人々の殆どは、毎日一生懸命働いている本当のクラフトマンです。 彼らは自分達の技能と才能を販売するパーツに投資します。研究と開発に膨大な時間を費やし、それらが問題なく機能するようにパーツを完成させ、これらのパーツの正当な金額での販売における利益を得ようとします。

あなたに自分でユニークな何かを開発する才能も能力もないからと言って、これらクラフトマン達のアイデアを盗んだり、模倣パーツを製造して稼がないで下さい。 それは私が考えることができる中で最低の事柄のひとつです。

このコラムを読む誰かが「まぁ、それは実際にその(オリジナルの)パーツを作った人にも責任があるんじゃないの?特許か何かで彼らのアイデアを法的に保護するべきだったと思う」...と言うのは簡単です。

いい加減にしてくれ。 OK? いったい何人の小規模で活動するクラフトマン達が、たまたまやって来る一人一人の詐欺師達と争う為に特許を取得する財政手段を持っているでしょう? 製品を法的に保護する費用はは彼らにとって大き過ぎます。

道徳的で、倫理的な正しい事をするのは、私たち次第です。
あなたに自身のアイデアと製品を作る才能がないからと言って、彼らの口からパンを盗まないでください。

誰かが考えた製品の模造品を買わないでください。本当のオリジナルのパーツが 販売、提供されている事に関して他の人々に話してください。そして、詐欺師が不正に利益を上げてるのをやめさせて下さい。

どこで「本物/オリジナル」を買うことができるか人々に伝えて下さい。 費用を少し節約するために、模造品に誘惑されないでください。
もしあなたが「オリジナル」を買う事が出来ないなら、あなたは、別の選択肢を考える必要があります。 予算を超えているからと言って、それは模倣製品を買う事を正当化する理由にはなりません。

いつ何時でも全ての欲しい物が手に入るのは赤ん坊だけです。あなたは大人です。 道徳的な態度を取ってください
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*1) Irish Rich and his blog
*2) articles about
Dick Allen and more
*文中では特定の商品名や会社名を名指ししていませんが、日本でも輸入販売され、また、日頃目にするアフターマーケットカタログ等に掲載されている製品も有ります。
以上、グリーシーカルチャーマガジン発行人、Guyの協力でお送りいたしました
thanks Guy

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