2011/11/19

XZOTIC!

大好きな1980~90年代のハーレー関係の写真を探していて辿り着いたHARLEYPICSと言うブログ、主は25年フォトグラファーとして活動しているGarry Stuart氏。そんなGarryの最近のポストに懐かしい写真が...
昔持っていたThe Classic Harleyと言う写真集。表紙にGARRY STUARTの名前を見付け納得。コレがGarry氏に取って初めての大型写真集の仕事だったそうだ。そのバイクはEVOにパンスタイルロッカーボックスが付いたソフテイルで、ブログにはこのバイクを撮影した時の事が書かれていた。
パンヘッドスタイルのロッカーボックス....と言えばXZOTIC Cycle Products!
photo courtesy of Garry Stuart

90年代中頃、私はアメリカ版のHotBikeで変なライトを見つけてしまった。Xzotic Eye Nacelle/エキゾチックアイと言う、どう見てもド変態な形状のヘッドライトナセル。同誌内の広告でもフェイクパンヘッドロッカーボックスと一緒に掲載されていて、当時から悪趣味だった私はこのナセル一目惚れ

PCもEメールも無かった時代なのでFAXでカタログを請求。Xzoticと言えば、有名なのはEVO,TC用のパンヘッド、ナックルヘッド型のロッカーボックス。(90年代に登場し今も社外カタログに載っているこれらのパーツは、旧車乗りに完全に小馬鹿にされる類いのパーツなのが少し悲しい。) 当時はロッカーボックス以外にもEVO用のノスタルジックなスタイルのパーツをラインナップしていた。(下のカタログは1995年の物)

当時、お目当てのエキゾチックアイナセルはまだ試作段階との事で製品化の目処が立っていないと言う返事だった。本気で購入する気でいた私はウェイティングリストに名前を書いてもらうようにお願いした。同じように目の形をしたサイクロプスと言うヘッドライトの方はすでに製品化されており、Chrome Specialtiesのカタログにも掲載されていた。


1996年、再度問い合わせるもやはりエキゾチックアイナセルは製品化の目処が立っていないと言う返事だった。(下の画像は1996年のカタログ)

この年のカタログにはインディアンコンバージョンキットなる物が掲載されていた。パン、ナックルにとどまらずインディアンのサイドバルブルックのロッカーボックスも試作していたようだった。当時ハーレー用のインディアンルックフェンダーは既に存在していたが、Xzoticはフォークカバーやフェイクの右チェーンガード、キャブ左サイドマウント用のマニホールド等まで試作していた模様。ただこのシリーズの部品が本当に販売されたかは不明。

創業者のLawayne Matthies氏(1993年頃)。とうの昔にXZOTICブランドを手放し、2000年からMystery Designsと言うトライクキットの会社を設立し現在に至っている

下の写真はGarry Stuart氏が1990年代デイトナで撮影したXzotic Eye Bike
photo courtesy of Garry Stuart

photo courtesy of Garry Stuart
Garry氏に今回の写真使用の許可をもらう為メールしたら、Lawayneとは今でも連絡を取り合う仲だそうで、「エキゾチックアイナセルに関しての当時の話を聞いておくよ」と嬉しい返事をもらった。
photo courtesy of Garry Stuart
(最後の写真は後日Garryがメールで送ってくれた物で、写真集The Classic Harleyのカバーショット撮影時のLawayne)


そんなGarry Stuart氏のブログはこちら

HARLEYPICS
GARRY STUART PHOTOGRAPHY
Thank you Garry!

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