2015/10/24

Schwinn部:Krate Springer '69 vs '99

60年代末期のクレイトスプリンガーと、'99年の復刻クレイトスプリンガーの比較。 

米国のコレクター達にも,それ以降の復刻より10倍マシと言わしめる’99年クレイト。スプリンガーの出来も同様で、とても素晴らしく、2000年代中期からの中国製とは比べ物にならないクオリティ。本物との違いはステアチューブが復刻の方が長い(オレンジの矢印)。リアレッグ(フォークストラット)のピボットボルトの上の曲がり具合が違う。

 スプリンガーフォークのディテイルで一番差が出るステアチューブ下部のデザインは'99〜2000年代初頭まではビンテージと同様の造り。スプリングを押さえているヨーク形状もほぼ同じ。

Sの刻印が入るヨークボルと、フォークストラットのプレスの形状の違い。

ebay等で購入する際この辺りを見れば、復刻か本物か、また、本物であっても構成部品に復刻を使用しているか否か等の判断が出来ます。

復刻とは言え、この'99スプリンガーはとても良く出来ており、ビンテージ車輛のレストアやカスタムに使っても申し分のないクオリティです。2000年代中期以降のクレイトモデルのアップグレードや、リジッドフォークモデルのカスタム等にとても美味しいパーツだと思います。私はね

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