Schwinn部メンバー O氏の1966スティングレイスーパーデラックスをベースにカスタムした車輛に、ベンディックスの2速/オーバードライブハブ(通称ブルーバンド)を組んで行きます。
ベンディックスのオートマチック2速ハブは3種類有り、ハブシェルに入る3本溝の色で判断出来ます。レッドはブレーキシューを使用しておらず、スティングレイには採用されていません。
このブルーはオーバードライブで、通常の1速ハブと同じギア比1:1からハイスピードに変速。36Tのラッキー7と共に使用されました。イエローはアンダードライブ。1速コースターのギア比1:1からスロースピードに変速。スプロケットは1969年以降採用された46Tと共に使用されました。ハブのスプロケットの歯数はそれぞれ決まっていてシングルシピードのコースターハブのように歯数変更出来ませんので、モデル年式によりチョイスは決まって来ます。
2速ハブはこの専用ツールが有ると作業が捗ります
分解整備組み立てには上記のマニュアルを参考にしました。以前も紹介したGlenns Complete Bicycle Manual
が役に立ちますが、最近出版されたMAKE YOUR SCHWINN KRATE RIDE GREATは、シュウィンクレイトやスティングレイに特化しており、写真も見易く、素人が見落としがちなところまで説明してあります。当然英語です。
MAKE YOUR...の方が写真が大きく、字も大きいので見易く簡潔です
今回Glenn'sマニュアルでは発見出来なかった情報も掲載。上記はインデックススプリングと言う物で、外に向いている3本の爪の先端の摩耗がシフトしない原因である事が判明。この部品は今でもNOSで入手可能ですが、もの凄く高いので、まずは既存のスプリングを調整して再利用しました。
動きは上々で、ちゃんと変速します。しなくなったらインデックススプリングが原因なので、次回からは簡単に整備出来そうです
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